見積書の見方のポイント
代表的な見積書のサンプルを使って、見積書の見方をご説明します。
① ファイルごとに項目を立てるのが一般的です。ファイルごとの詳細なカウント結果が見積のベースになっています。
② レイアウトをきれいに整える必要がある場合、DTP作業として計上するのが一般的です。簡易なレイアウト調整のみの場合は、翻訳の単価に含まれることもあります。
③ 原文のワード単価で見積もる場合の例です。翻訳会社(あるいは翻訳の分野)によっては、訳文のページ単価で見積もるのが一般的という場合もあります。
④ 原文のワード単価で見積もる場合は、ワード単価が見積の基本となります。この違いがそのまま総見積額の違いとなると考えていただいても問題ありません。
⑤ 一連の文書でも、一部のファイルの形式が異なると、単価が異なる場合があります。内容によって翻訳の難易度や手間が大きく異なるからです。
⑥ 「一式」という見積項目については、根拠を確認することをお勧めします。ちなみに、翻訳の分野によっては、「管理費」という名目で全体の10%程度の費用を取るのが一般的になっています。これは、翻訳の全般的な管理の費用を別途計上するという考え方に基づきます。
もちろん、翻訳会社や作業内容により見積項目や金額は大きく異なる場合がありますが、ほぼこの例に沿った見積り内容になるはずです。どうしても総額の違いに目が行くと思いますが、見積の内容には各社の作業方針の違いも反映されますので、総額の違いだけに注目せずに、詳細な項目についても確認されることをお勧めいたします。
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