翻訳の計画で大切なこと

翻訳を計画する際に、重要なポイントとして考慮する必要があるのは、費用・納期・品質の3点です。

ご依頼者様の側でまず必要なのは、見積を取る時点で、3つの要素の中で何を優先するかを明確にしておくことです。実際、品質はできるだけ高く、費用は極力抑えたい、納期はできるだけ早くというようなご依頼をいただくことも多いのですが、これだと翻訳会社は困ってしまいます。

翻訳会社は限られた品質、予算、スケジュールの中で最高の仕事をしたいと思っていますので、それぞれの条件を明確化することで、諸条件の中でどうしても譲れないものと、いくらか妥協できるものをよく考えて、どこで折り合いを付けるかの現実的なラインを見つけていく必要があります。

費用・納期・品質についての考え方については、下記の項目でご説明します。

⇒ 翻訳の予算の決め方
⇒ 翻訳の品質のポイント
⇒ 翻訳スケジュールの考え方
⇒ 見積書の見方のポイント
⇒ 多言語翻訳の注意点
⇒ 映像翻訳の進め方

翻訳のジャンルについての考え方

翻訳には大きく分けて次の3つの分野があります。

文芸翻訳:小説やノンフィクションなどの書籍の原書を翻訳する
実務翻訳:企業で発生するさまざまな文書を翻訳する
映像翻訳:映画やテレビ放送の台詞やナレーションを翻訳する

さらに、実務翻訳だけを見ても、次のようなさまざまな分野があります。

・IT・コンピュータ
・医療・医薬
・法律・契約書
・金融・経済
・工業・機械
・特許
・ビジネス文書
・自動車
・環境
・その他

少し視点を変えて、翻訳する文書の種類で分けると、下記のようなものがあります。

・取扱い説明書
・業務マニュアル
・各種報告書
・新聞・雑誌の記事
・メールやレター
・ニュースリリース
・会社案内やパンフレット
・カタログ
・プレゼンテーション資料
・契約書
・Webコンテンツ

ですから、対象分野別に翻訳者を選定し、作業を依頼する必要があります。翻訳会社にも得意分野がありますので、それを十分に見極める必要があります。これを間違うと、品質以前の話になります。

翻訳の言語の考え方

ソース言語(原文言語)とターゲット言語(訳文言語)の組み合わせで考える必要があります。
もちろん英語から日本語、もしくは日本語から英語の翻訳が中心になりますが、中国語・韓国語やヨーロッパ言語にもニーズがあり、翻訳会社によってはこれらの言語を得意としています。

基本的な方針として、ターゲット言語のネイティブスピーカーが翻訳を行う必要があります。または、非ネイティブスピーカーが翻訳を行い、ネイティブスピーカーがチェックを行う(ネイティブチェック)という形がとられることもあります。まずはここで、基本的な品質の確保がなされます。

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