PC・コンピュータ関連の翻訳
ここでは、IT翻訳の中でもPC・コンピュータ関連の翻訳に限って、具体的にご説明します。
PC関連では、分野で分けると、大きくはソフトウェア関連とハードウェア関連に分けられます。
ソフトウェア関連では、新製品発表のニュースリリースやFAQ、マーケティング資料など、製品についての翻訳が多いです。製品マニュアルやオンラインヘルプはいわゆるローカライズ(ローカリゼーション)の一環として翻訳されることが多く、特別な位置付けになるケースが多いですが、チュートリアルなどで製品発売後に作られるマニュアルの場合は、PC関連の通常の翻訳として扱われる場合もあります。
通常、ソフトウェア関連で翻訳が発生するのは、海外でリリースされている製品を日本でも販売するケースがほとんどのため、英語から日本語の翻訳が中心になります。
PCのソフトウェアも分野はさまざまで、一般ユーザーが普通に使うソフトから、専門性の高い技術者や研究者が使用する(工学系・数学系・医学系・化学系など)専門的なソフトまで、多種多様なものがあります。
ですから、翻訳者や翻訳会社の専門性によって、製品の分野別に得意・不得意が分かれるのが事実です。ソフトウェア関連としてひとくくりにせずに、専門性に合った翻訳者を選択する必要があります。
ただ、PC関係を専門にしている翻訳会社には、さまざまな専門性を持つ翻訳者が所属していますので、どんな分野のものを頼んでも適切な翻訳者を割り当ててくれる場合がほとんどです。
ハードウェアに関しては、PCそのものはもちろん、各種の拡張カード関係や、プロセッサ、メモリなどのデバイス関連の仕事が多く発生します。こちらも、製品マニュアルの類はもちろん、メーカー側でさまざまな関連資料も多く作られており、それらの翻訳が依頼されるケースも多いです。
文書の形式もさまざまですが、最近増えているのはPowerPoint形式です。PowerPointということは、各種のプレゼンテーション資料ですが、メーカー側が見込み顧客向けに作成したものはもちろん、セールス担当者のトレーニング用のものなど、さまざまな用途があります。
PC関連は、翻訳を志す人たちにとっても、翻訳対象となる文書の内容がイメージしやすく、比較的参入のハードルが低い分野のため、多くの優れた翻訳者を見つけることのできる分野でもあります。
ただし、良い翻訳者はひっぱりだこになっているため、継続して依頼するなどして良いお客さんになることが、良い翻訳者を捕まえておく手段となります。
当社では、この分野にも実績が豊富な翻訳会社が提携しておりますので、ぜひ見積のご依頼をいただければ幸いです。
※「IT翻訳の特徴」もご参照ください。
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