国際的な業界団体

翻訳会社選び、ということで、「グローバルな視点を持った翻訳会社」というテーマで絞ってみるとすると、どんなところに着目できるでしょうか?

ローカリゼーションの国際的な団体に加入しているかどうか、という点は注目できます。

ローカリゼーションの国際的な団体としては以下のようなものがあります。

GALA(Globalization And Localization Association)
http://www.gala-global.org/

ALC (The Association of Language Companies)
http://www.alcus.org/

これらの団体の会員になると、年に一度開かれる国際的なカンファレンスに招待され、そのカンファレンスの内容は世界のローカリゼーション業界の流れや新たな技術など、大変刺激になる情報で満ちています。

また翻訳を依頼したいクライアント企業と翻訳案件を受注したい翻訳ベンダーとの商談の場でもあります。

また毎年開かれる以下の国際的なカンファレンスも注目に値します。

Localization World Conference
http://localizationworld.com/

翻訳会社を選ぶ際には

翻訳会社の中には、このような団体やカンファレンスに積極的に参加しているところもあり、ホームページなどで分かるように明記しています。そのような翻訳会社は「グローバルな視点を持った翻訳会社」と呼ぶことができるかと思います。

もちろん、ローカリゼーションの「質」と直接リンクしているわけではなく、このようなローカリゼーションの国際的な団体に加入していなくても優秀な翻訳会社はたくさんあります。

しかし、ローカリゼーション業界の「風」を敏感に感じ、行動できるという意味で、ローカリゼーションの国際的な組織に加入している会社には少なからず依頼するメリットがあるといえるでしょう。

ここで1点、注意したほうが良い点ですが、LISA (Localization Industry Standards Association) という組織は2011年2月で解散してしまいました。

かつてはローカリゼーションの国際会議といえば「LISA」という時期もあった非常に名の知れた組織でした。

ですが今でもLISA の会員である、とホームページに書いている翻訳会社もあります。それはちょっと情報が古いとしか言いようがありません。

ホームページがきちんと最新のものに更新されているか、というのも翻訳会社選びの重要なポイントです。

この記事を共有(Share this post)

You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 Both comments and pings are currently closed.


ページトップへ