翻訳者ってどんな人?

翻訳者は通常、専門分野の翻訳の実務で長年の経験を持っています。フリーランスの翻訳者の場合、長年その分野のメーカーの技術部門にいて、業務の一部で翻訳をやっていたが、翻訳専業になりたくて独立した、というのが代表的なパターンです。

あとは、もともと英語(やほかの言語)が好きで、語学力を生かせる仕事はないかと考えた結果、翻訳に行き着いたという人も多いです。こちらのパターンの場合、専門知識は業務の中で身に着けるということになります。

つまり、大まかに言って、理系出身と文系出身で、翻訳者の出発点はまったく違うということです。当然、それぞれ得意なことと不得意なことがありますので、それをわかっておくことが、良い翻訳を仕上げるためのポイントにもなります。

では、「翻訳者」という職業にはどんな能力が求められるでしょうか。わかりやすく英語から日本語の技術翻訳の場合のことを考えてみると、①英語力、②日本語力、③専門知識があります。一つずつ説明します。

① 英語力

英語を正しく読み解く能力です。英語の文法や構文に沿って英文を解釈し、正確に理解しなければ、英文の意味を正確に翻訳することはできません。

翻訳者は普通にTOEICで900点代のスコアを持っていたりします。もともと英語が好きで、翻訳の道に進んだという人も少なくありません。また、いつも英語の文章を読んでいますので、英語のセンスが磨かれています。ですから、高い英語力は、翻訳者の技術の基礎にあるといえます。

② 日本語力

アウトプットとしての日本語の表現力です。翻訳の最終成果物の品質を直接左右する重要な要素といえます。でも、プロの翻訳者でなくても、日本人であれば日本語は普段から使っているから、問題ないのではと思われるかもしれません。

でも、翻訳者は普段から、翻訳の成果物としての(つまりは商品としての)日本語の文章を作るという仕事をしています。成果物だけ見れば、新聞記者とか雑誌のライターなどの日本語の文章のプロと同じ仕事をしています。その分野において日々経験を積んでいるわけです。

日本語の文章を普通に書けるというのと、プロの文章を書けるというのには、大きな差があります。その意味で、実はこの日本語力が、翻訳者のスキルの中で大きな要素を占めているといえます。

③ 専門知識

日本語力: 翻訳する文章に書かれている内容に関する専門知識です。文章の内容を深く理解し、わかりやすく表現するために必要です。当然ながら、翻訳を行う文書の内容により、求められる専門知識の種類は異なります。文書の内容に合った専門知識を持つ翻訳者を選ぶ必要があります。

さて、そもそも、翻訳をする目的は何でしょうか?製品を買っていただいたお客様に製品の情報を正確に伝えることかもしれません。あるいは、商品を購入したいと考えているお客様に、素晴らしい商品だからぜひ買っていただきたいとアピールすることが目的かもしれません。

いずれにしても、皆さまのビジネスにおいて重要な意味があるので、わざわざ時間と費用を掛けて翻訳をしようと思われたはずです。そうであれば、ある程度のお金はかかりますが、翻訳のプロに任せることをお勧めします。限られた費用で最大限の効果を生むのがプロの仕事です。

翻訳者には、確かな技術があります。翻訳者が備えているこれらの能力を活用しない手はないと思いませんか。

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